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キノコ狩りがシーズンを迎える秋は、毒キノコによる食中毒が多発します。
令和5年は、全国で24件のキノコによる食中毒が発生しました。
発生年 |
件数 |
患者数 |
---|---|---|
令和5年 | 24件 | 60名 |
令和4年 | 9件 | 27名 |
令和3年 | 12件 | 42名 |
令和2年 | 28件 | 74名 |
令和元年 | 26件 | 52名 |
平成30年 | 21件 | 43名 |
平成29年 | 16件 | 44名 |
平成28年 | 42件 | 110名 |
平成27年 | 37件 | 94名 |
平成26年 | 24件 | 85名 |
平成25年 | 36件 | 106名 |
平成24年 | 57件 | 166名 |
平成23年 | 37件 | 98名 |
平成22年 | 91件 | 263名 |
平成21年 | 40件 | 126名 |
平成20年 | 64件 | 189名 |
平成19年 | 60件 | 199名 |
平成18年 | 44件 | 144名 |
平成17年 | 44件 | 134名 |
食べられる種類かどうかよく分からないキノコ等を、素人判断で食べるのは絶対にやめましょう。
また、そのようなものを販売したり、人に譲渡したり、人から譲り受けたりするのも避けましょう。
平成22年10月6日付け厚生労働省通知「植物性自然毒を原因とする食中毒防止の徹底について」(外部サイトへリンク)
兵庫県内では、キノコによる食中毒は、平成17年から現在まで、19件発生しています。
発生年月日 | 毒キノコの種類 | 患者数 | |||
---|---|---|---|---|---|
令和6年 | 10月 | オオシロカラカサタケ | 2名 | ||
令和5年 | 10月 | ツキヨタケ | 4名 | ||
令和元年 | 11月 | カキシメジ | 1名 | ||
平成30年 | 9月 | ツキヨタケ | 2名 | ||
平成29年 | 10月 | クサウラベニタケ | 2名 | ||
平成28年 | 10月 | クサウラベニタケ | 2名 | ||
オオシロカラカサタケ | 1名 | ||||
11月 | ドクササコ | 2名 | |||
平成27年 | 10月 | ツキヨタケ | 3名 | ||
平成25年 | 10月 | ツキヨタケ | 4名 | ||
平成24年 | 10月 | ツキヨタケ | 4名 | ||
ツキヨタケ | 2名 | ||||
平成23年 | 10月 | ツキヨタケ | 3名 | ||
平成22年 | 6月 | オオシロカラカサタケ | 1名 | ||
10月 | ツキヨタケ | 3名 | |||
クサウラベニタケ | 2名 | ||||
平成21年 | 9月 | ツキヨタケ | 1名 | ||
10月 | オオシロカラカサタケ | 2名 | |||
平成17年 | 11月 | ツキヨタケ | 4名 |
(令和6年10月29日現在)
ハイキングに行って山菜やキノコを採ったり、きれいな花を観賞用に植えたりするなど、私たちは植物やキノコに触れる機会が多くあります。
しかし、植物やキノコには有毒成分(植物性自然毒)を含むものがあり、間違えて摂取すると、嘔吐、下痢やめまいなどの中毒症状を呈し、最悪の場合死亡する場合もあります。
厚生労働省の食中毒統計によると、年間2万人~4万人の食中毒患者のうち、死亡例の原因物質は、「自然毒」によるものが高い割合を占めています。
平成19年9月には、大阪府の山中にて採取したキノコをてんぷらにして食べた方が、多臓器不全のため死亡するという事例が発生しています。
素人判断はやめて、食べられる種類かわからないものは絶対に食べないようにしましょう。
間違えて食べてしまったことがわかったら・・・
毒キノコによる食中毒を予防するには
また、種類の判別は科学的に同定できる専門家に見てもらうようにしましょう。
食中毒の原因となる主な毒キノコの写真を掲載しています。
これらの他、ニガクリタケ(外部サイトへリンク)、カキシメジ(外部サイトへリンク)、シロタマゴテングタケ(外部サイトへリンク)、カエンタケ(外部サイトへリンク)などもあります。
(写真は、石川県ホームページ「いしかわきのこ図鑑」及び厚生労働省「自然毒のリスクプロファイル」から転載。)
キノコの素人判断は危険です。わからないものは絶対に食べないようにしましょう!!
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