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晩夏から初冬へと急速に季節が進んだ気がします。皆さん体調を崩しておられませんか?
11月はじめの3連休に、いくつかの行事にお邪魔しました。ひとつは、「あわじアートサーカス」。パソナグループを中心に、島内3市、くにうみ協会と県民局で実行委員会をつくり毎年開催しているパフォーミングアーツの公演です。今回は、少女アリスが淡路島での旅を通して淡路の魅力に触れるストーリー仕立てで、コロナ禍で中断していた海外参加も本格的に復活し、国内に加え8か国からのパフォーマーがそのすご技を見せてくれました。たくさんのお客さんで賑わい、楽しい公演になりました。パフォーマーたちは、劇場での公演後、今月半ばにかけて島内の8つの小学校でもパフォーマンスを披露してくれました。
もうひとつは、「3海峡クリーンアップ大作戦」。こちらは昨年もこの欄で紹介しましたが、“うず潮を世界遺産にする淡路島民の会”の皆さんを中心とする実行委員会が主催して文字通り淡路島を囲む3海峡で清掃活動をするものです。今年は、鳴門海峡近くの海岸が新たに活動エリアに加わり、南あわじ市で2箇所となったほか、徳島県側も清掃日を合わせてもらい、5海岸で一斉に実施されました。参加者は過去最高の約千九百人だったそうです。皆さんの活動が盛り上がり、渦潮や海岸を含む地域を大切にする心が広がって、世界遺産登録につながっていくことを期待しています。
先日の日曜日には、「淡路島ぬーどるレシピコンテスト」が開かれました。“淡路島ぬーどる”とは、歴史ある淡路の特産品である素麺の技術を生かして、14年前に開発された麺です。素麺よりも太く、うどんよりも細い独特の麺で、コシがあり美味しいです。その普及のために、高校生から淡路の食材と組み合わせたレシピを募集するこのコンテストは、今年で2回目。この日は、44の応募レシピから一次選考された9人の高校生が、朝から調理、プレゼンして専門家の審査を受けました。いずれも若い感性を生かし、島内30弱の飲食店で提供される“ぬーどる”料理とはひと味違ったものだったようです。審査には加わっていない私は、高校生たちと一緒に結果発表を見守る立場で、残念ながらその料理は写真でしか見られませんでしたが、見た目も美しく、美味しそうでした。この中から、新たな島グルメが生まれればいいなと思っています。
ご紹介した行事は終わっていますが、今淡路島では数々のイベント、催しが開かれ、旬を迎える食材であふれています。皆さんの興味やお腹を満たすものがきっとありますので、どうか暖かくして、島を訪れてみてください。
令和5年11月16日
淡路県民局長 藤原 祥隆
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