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皆さん、洲本市と大阪の岬町の間を高速船が運航しているのをご存じですか。かつて洲本港と深日港の間を結んでいた定期航路の復活を目指して、両市町が協力して実証実験しているものです。
先月、この船に乗ってきました。洲本港から深日港を経由して関西空港駅まで2時間弱。夏休み最初の週末にもかかわらず、コロナの影響が色濃い関空は閑散としていましたが、淡路と結ぶリムジンバスが運休している今、このコースも十分選択肢になると思います。
11月末までの土日祝+αの運航で、1日4往復。アワイチ(淡路島1周150kmを自転車で回るコース)のお客さんのために、スポーツサイクルも積めます。大阪や和歌山の方も、是非航路を利用して淡路へ。船に乗っているのは55分。それだけで旅行気分を味わえます。
コロナ禍ではありますが、淡路でも以前の行事が戻りつつあります。3年ぶりの淡路市夏まつりにはたくさんの方がお見えでした。5日には、前身は戦後まもなく始まったという洲本の淡路島まつりも代替のおどりフェスティバルとして開かれ、6つの連(れん:踊りのグループ)が自在な阿波踊りを披露されました。「淡路でなぜ阿波踊り?」という方もあるかも知れません。江戸時代には淡路は徳島藩の領地。藩主の蜂須賀家との関係は単純ではなかったようですが、淡路にも阿波の文化が根付いているのですね。例年であれば40もの連が2日間踊り歩くという“島まつり”。来年には本来の姿を見てみたいと願っています。
コロナ感染症には、まだまだ気を抜かず慎重かつ細心の対策が必要ですが、洲本城のふもとに洲本温泉の足湯も3年半ぶりに復活しています。まだまだ熱い(暑い?)淡路の夏を満喫しにお越し下さい。
令和4年8月15日
淡路県民局長 藤原 祥隆
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