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朝夕は過ごし易くなってきましたが、日中はまだまだ暑い日もあります。皆さん夏の疲れが出ていませんか。夏バテで食欲が落ちたときには、あっさりした冷たいものが欲しくなります。今日はそんなときにピッタリのそうめんのお話を。
淡路にも手延素麺があります。周囲には播州(兵庫)、徳島、奈良と有名な産地があり、あまり目立っていませんが、昔ながらの製法を受け継ぎ、冬の寒さの中、ほとんどの工程を手作業で行っている本物の「手延べ」麺です。
手間がかかり、熟練の職人が減っていることが、生産の減少につながり、あまり知られていない一因にもなっているようですが、それがかえって“幻の手延べ麺”として、関西の高級料亭などで高い評価を得ているとか。
私もいただきましたが、細い麺なのにしっかりとコシがあって、有名な産地にも負けない美味しいそうめんです。これからの季節、秋に旬を迎える「淡路島えびす鯛」(天然マダイ)と一緒に「鯛そうめん」として温かく味わう食べ方もあります。近年では、通販を行ったり、その製法を応用した太めの麺を開発したりと産地でも工夫をされています。この太めの麺は、淡路の料理人と共同し、「淡路島ぬーどる」として30余りの飲食店、ホテルなどでも味わえます。知る人ぞ知る淡路の名産品、一度味わってみてください。
さて、9月1日は防災の日。南海トラフ地震、津波への備えはできていますか?家具の固定、避難路の確認、回転備蓄など日頃からできることはたくさんあります。9月は台風が接近しやすいシーズンでもあります。どうかご自身やご家族の命を守るための行動を“今日から”始めて下さるようお願いします。
兵庫県が提供する防災アプリ「ひょうご防災ネット」も活用下さい。
令和4年9月1日
淡路県民局長 藤原 祥隆
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