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更新日:2024年2月16日

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令和6年2月2日県民局長メッセージ(淡路県民局藤原祥隆)

令和6年2月2日

前回に続いて、地震の話を続けます。

阪神淡路大震災から29年が経ちました。30年経つと災害の記憶(経験と教訓)は風化する、とも言われているそうです。私自身も、能登半島地震の報道を見るにつけ思い出されることも多くありますが、長い月日を経てその記憶は薄れつつあります。

今年も早朝の北淡震災記念公園の追悼行事、そしてHAT神戸での追悼行事に続けて参加しました。両会場で歌われた「幸せ運べるように」――10年前には子どもたちが歌っているのを見ると、こみ上げる感情を抑えることができませんでしたが、今年の行事では何とか堪えました。自分の内面の変化にも、改めて時の経過を感じます。この様にして体験が少しずつ薄れていくことは自然なことかも知れませんが、防災という意味では、何とかそれを伝え、継承していかなければなりません。

北陸の皆さんには申し訳ない言い方ですが、この震災をきっかけに我々の経験と教訓を、改めてつないでいく努力が必要だと思っています。淡路島内にも、29年前の震災の経験をお持ちの方が、まだまだおられると思います。子どもさんやお孫さんなどのご家族を始め、友人、知人にもご自身の経験を伝えていただきたい。そして何よりご自身が、できるところから生命を守る備えを進めていただきたいとお願いいたします。

震災経験者として、北陸の皆さんにも色々な形で寄り添えたらとも思います。

さて、明るい話題もひとつ。春はまだ遠いですが、今年も淡路島くにうみ協会による「冬咲きチューリップショー」が、洲本市で開かれています。寒風の中でも、色とりどりのチューリップがたくさん咲いています。期間は花の開いている今月中下旬まで。綺麗な花々を愛でに訪れてみてください。

 

令和6年2月2日

 淡路県民局長 藤原 祥隆

 

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