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更新日:2021年3月31日

淡路地域ビジョン

「淡路地域ビジョン」とは、これからの淡路地域の目指すべき姿や行動目標を示すものです。

「淡路地域ビジョン」は、「淡路公園島構想」や「淡路公園島憲章」の理念に沿い、平成13年2月、多くの住民の参画のもとに策定されました。

そして、策定から10年が経過し、少子高齢化、人口減少などの課題や時代潮流の変化を受けて、「淡路地域ビジョン」の点検・見直しを行い、平成23年12月に改訂しました。

「環境立島あわじ~人と自然の豊かな関係をきずく“公園島”へ~」という目標の達成に向けた取り組みを、淡路地域の住民の皆さまとともに進めていきますので、多くの方の「参画と協働」をお待ちしています。

淡路地域ビジョンの概要

第1章淡路島を取り巻く環境の変化

大量生産・大量消費によって成長を遂げてきた20世紀ですが、近年になって環境汚染や、資源の枯渇、生物多様性の消失などの問題から、世界的に人類の持続可能性が危惧され始めました。

さらに、人口減少やコミュニティ機能の衰退による地域社会の弱体化も問題となっています。

第2章淡路島の直面する課題

淡路島の産業を支えてきた第1次産業や地場産業の衰退が著しく、若年人口の島外流出も続いています。明石海峡大橋の開通によって便利になった反面、ストロー効果による島内経済規模の縮小などの問題も起きています。

また、農漁業などの担い手不足による土地の荒廃やそれに伴う淡路らしい景観の喪失なども生じています。人口減少に伴い、コミュニティの維持困難、教育機関の規模縮小、公共交通の縮小、伝統芸能の後継者不足などの問題が生じています。

第3章淡路島が持つ可能性

淡路島は、他地域にはない「国生み」の歴史を持っています。この混沌とした時代において未来を切り拓くヒントは、この淡路島の歴史と文化の中にあるはずです。

淡路島は古くから海上交通の要衝であるとともに、朝廷へ食糧を献上する“御食国”として重要な役割を果たしてきました。さらに、自然とうまく共生した地域特性に合った高い技術をもって、その資源を活かした産業を生み出してきました。

淡路島の人口は、農業社会の時代には人口扶養力の高い豊かな地域でしたが、工業化が進むにつれて、人口・経済等の面で淡路島の衰退が始まりました。しかし、大量生産社会が行き詰まりを見せる中で、淡路島の風土と文化が改めて脚光を浴びる可能性が出てきています。

第4章淡路地域ビジョンの理念

理念1:命をつなぐ“持続可能な島”

命について、しっかり向き合うことのできるビジョンでありたいと願って、「命をつなぐ“持続可能な島”」を理念のひとつとしました。

「命をつなぐ」とは、世代を超えてつながっているという“縦のつながり”と生き物はすべてつながっているという“”横のつながり”の二つの解釈ができるでしょう。この“縦、横”両方のつながりがなければ、地球上の生命は存在し得ないという命の成り立ちの原点に立ち返って、淡路島のビジョンを考えるときがきています。

 

理念2:「経済」「社会」「環境」の調和がとれた新たな“幸せ社会”

戦後は、物的基盤を作ることに社会の重点が置かれましたが、経済的に先進国と肩を並べるようになった1970年代頃からは、心の豊かさを重視する人が増えています。

私たちの幸福感は、大きく「経済」、「社会」、「環境」の3つで構成されています。本ビジョンでは、この3つの要素のバランスを見直し、真の“幸せ社会”について考えていきます

 

経済~淡路島の地域経済の強化~

経済のグローバル化が進む中、地方のあり方が問われています。このような状況において、3つの視点からの淡路島の経済戦略を提案します。

1.優位な産業のビジネスモデルをつくること

2.働き方の価値観を転換し、自分にあった生き方を楽しみながら起業し、あるいは、身の丈にあった技術でものづくりを行うこと

3.地域内循環経済を活性化させること

社会~誰もが役割のある社会の形成~

近年の社会構造の中で、個人や家庭の地域からの「孤立」が浮き彫りになっています。このような背景を受けて、一人ひとりの存在価値を互いに見出しながら居場所をつくること、それぞれの地域が「自助・共助・公助」を進めていくことが求められています。本ビジョンでは、誰もが役割のある社会の形成を提案します。

環境~自然の恵みを活かした暮らし

私たちは、日本人が本来持っていた自然観を見直し、自然の恵みを活用した小さな生業をつくり出し、自然の持つ癒しの力などを活かした暮らしを提案します。

 

理念3:環境立島“公園島淡路”の理念の継承と発展

「環境立島“公園島淡路”」とは、まず自然環境を守り、自然環境と調和した産業や経済活動が成り立っている中で、様々な人が交流し、さらに新しく創造的な文化や産業が生み出されていくような地域像のことです。

人と自然が協働することで新たな関係を築く「環境立島“公園島淡路”」の理念は、環境問題が世界的重要課題となっている現代においてこそ、いっそう輝きを増しています。今回のビジョン改訂に際して、この理念の継承と発展を目指します。

第5章淡路地域ビジョンの目標

目標:環境立島あわじ~人と自然の豊かな関係をきずく“公園島”へ~

 

さらに、この目標を実現していくための柱として、次の4つの実践目標を掲げました。

 

実践目標1:誰もが役割を持ち、地域の宝が生きる島づくり

地域における「参画と協働」を進め、淡路島の未来を担う人材を育てます。

それぞれが持つ「知恵」「技術」などを活かし、すべての人々に役割や居場所があり、「自助」「共助」「公助」のバランスがとれた島を目指します。

 

実践目標2:個性と活力にあふれ、新たな価値を生み出す島づくり

淡路島の地域資源を活かし、地域内外との連携をとりながら、新たな価値観と豊かな発想で付加価値の高い産業を生み出していきます。

若者の就労機会を増やし、起業にかかる主体的な行動を支援します。

また、地域経済を活性化し、自立を目指します。

 

実践目標3:自然とのつき合い方を再考し、その恵みに支えられた島づくり

災害の教訓を深く記憶にとどめ、今後の生き方、暮らし方に活かしていきます。

また、淡路島のもつ豊かな自然を社会的、経済的、スピリチュアルな視点から評価した上で、人と自然の新たな共生空間の形成をめざします。

 

実践目標4:経済、社会、環境が調和し、命をつなぐ島づくり

経済、社会、環境の調和がとれた真の幸せ(豊かさ)が実感できる淡路島らしい暮らしを実現するための「仕組み」をつくります。

ビジョンの実践過程とその成果を島内外に広く発信し、外部からの意見を取り入れ、次のステップに生かしていきます。

第6章ビジョン実現のためのポイント

ビジョン実現のためには、以下のポイントが重要です。

1.ビジョンの普及と共感

2.あらゆる主体の参画

3.行動や事業に応じた適切な協働と役割分担

4.実現を支援する「仕組み」の構築

5.的確なフォローアップ(評価、見直し等)

また、「あわじ環境未来島構想」を、ビジョン実現のための強力なツールとして位置づけ、住民、自治組織、企業、教育機関など、様々な参画主体が協働して取り組んでいきます。

第7章目標の指標化による検証

人の主観的な満足度を指す“幸せ”を図るためには、“幸せ”を構成する「経済」「社会」「環境」の3つの要素の豊かさを図る指標が必要です。ただし、各要素は、人間生活の大前提となる「地球資源と環境容量」の制約のもとに成り立たなければなりません。

当面は、要素ごとに適切な複数の指標を選び、それぞれの指標の経年変化を観察することで地域社会の状態を把握し、最終的には総合指標である「幸せ指標」の設定を目指します。

淡路地域ビジョン委員会

淡路地域ビジョンの取組を進めるため、公募で選ばれた第1期142名の地域づくりの実践活動家(淡路地域ビジョン委員)から構成される淡路地域ビジョン委員会が平成13年9月9日に発足しました。

淡路地域ビジョンの実現に向けた取組をコーディネートし、ネットワークの形成を図るとともに、自ら率先して行動していきます。

これまで、第1期から第9期あわせて延べ955名のビジョン委員が実践活動を展開してきました。

令和2年4月から、第10期淡路地域ビジョン委員53名が新たに就任し、ビジョン実現に向けた取組を進めていきます。

第10期淡路地域ビジョン委員会の活動状況

淡路くにうみ夢フォーラム

ビジョンの実現に向けた取り組みのひとつとして、多様な参加者が集い、地域の課題について意見交換を行う場です。

  • 令和2年度

「兵庫県将来構想試案」及び、現在淡路地域で取り組んでいる「淡路新地域ビジョンの検討状況」について報告しました。また、「未来の淡路島を想像しよう!」をテーマに、グループに分かれて未来新聞を作成するワークショップを行い、30年後の2050年の淡路島について考えました。

日時:令和3年3月13日(土曜日)

場所:広田地区公民館

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 令和2年度淡路くにうみ夢フォーラム概要(PDF:1,855KB)

全体会

委員全体で構成する全体会を開催し、分科会の活動報告会や講演会を開催し、委員会活動の参考にしています。

1.第1回全体会(令和2年6月27日(土曜日))
ビジョン委員として活動してみたい7つの分野に分かれて意見交換を行いました。

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第1回全体会概要(PDF:897KB)

第1回全体会意見交換結果(PDF:231KB)

2-1.第2回全体会(意見交換会1回目)(令和2年8月22日(土曜日))
分科会をつくるための意見交換を実施し、4つの分野から意見交換のまとめと活動概要の発表を行いました。

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第2回全体会(8月22日)概要(PDF:390KB)

第2回全体会(8月22日)意見交換結果(PDF:240KB)

2-2.第2回全体会(意見交換会2回目)(令和2年8月29日(土曜日))
分科会をつくるための意見交換を実施し、5つの分野から意見交換のまとめと活動概要の発表を行いました。

 10ビジョン第2回全体会2-1 10ビジョン第2回全体会2-2

第2回全体会(8月29日)概要(PDF:355KB)

第2回全体会(8月29日)意見交換結果(PDF:260KB)

3.第3回全体会(令和2年10月3日(土曜日))

分野毎に分かれて分科会の概要について話し合い、分科会を発足しました。

 ビジョン全体会3-1 ビジョン全体会3-2

 第3回全体会概要(PDF:444KB)

 第3回全体会意見交換結果(PDF:307KB)

4.第4回全体会(令和3年1月23日(土曜日))

今後のビジョン委員会活動の活性化につなげるため、テレビ会議システムを体験しました。

また、淡路島に本社機能を移転予定の株式会社パソナグループより、今後の淡路島の魅力と可能性についてご講演いただきました。

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第4回全体会概要(PDF:580KB)

分科会

地域ビジョンの実現に向け、9分科会に分かれて様々な活動に取り組んでいます。

各分科会の活動状況は、Facebookページ「淡路地域ビジョン委員会」をご覧ください。

淡路地域ビジョン委員会Facebookページ(外部サイトへリンク)

 

分科会名                                主な活動内容

                         淡路五山と歴史巡り分科会 

 ・淡路五山を中心に知られざる淡路島の歴史を掘り起こす。

・淡路五山(諭鶴羽山、先山、柏原山、東山寺、常隆寺山)の歴史発掘と

ハイキング、登山ルートを開発する。

・ハイキング、登山、歴史巡り、グルメと連携して観光コースと繋げる。

防災分科会

・淡路島内の防災活動の現状を調査し、コロナ禍により変化したルールなどを全防災士へ啓発する。

・市民の防災意識高揚のため、防災イベントを開催し地域との交流を図る。

健康・福祉分科会

・障害者スポーツ(卓球バレー)と園芸療法(こけ玉づくり)の体験を楽しみながら、地域の交流の場をつくることで、誰もが住みやすい地域づくりに取り組む。

・ハンディキャップや高齢者の方の外出機会を創出する。

淡路島コミュニティづくり分科会

・移住者と地元者の交流を深め、垣根を越えて全員で「淡路島民」となる。

・各市と淡路島全体で交流会を実施し、そこから始まるコミュニティ・サークル・仕事などを通して、新しい形の「淡路島」を創り出す。

農林水産分科会

・調査活動を実施し、分科会で新たな農産物の商品を開発する。

・淡路島の農産物のブランド化を図り、淡路島内外へのPRを行う。

ゴミ焼却熱の活用と利活用を学ぶ分科会

・淡路島のゴミ処理やリサイクルの在り方について調査する。

・淡路島内のゴミ処理施設3ヶ所の統合に向け、調査内容の発表・展示会を行う。

SDGs推進分科会

・SDGsに関する講演会や勉強会を視察する。

・淡路島でSDGsに取り組む人たちのネットワークをつくり活動を盛り上げるとともに、SDGsについての認知度を高める。

淡路島の自然の豊かさを学ぶ分科会

・学生や教員と連携して、自然環境の勉強会や海岸清掃、竹林保全などに取り組む。

・取り組んだ活動について発表するイベントを開催する。

鳴門海峡の渦潮普及啓発分科会

・小学校5・6年生を対象に、鳴門海峡の渦潮学習出前講座を実施する。

・全島海岸清掃活動に参加する。

 

第9期淡路地域ビジョン委員会の活動状況

淡路くにうみ夢フォーラム

ビジョンの実現に向けた取り組みのひとつとして、多様な参加者が集い、地域の課題について意見交換を行う場です。

  • 平成30年度

講演「明治の淡路を拓いた人物」をお聞きいただいた後、淡路ゆかりの人物の功績や生き様などをヒントに、これからの課題解決や地域活性化に向け、淡路島に求められる人物像や、地域の将来像についてグループワークを行いました。

日時:平成31年2月23日(土曜日)

場所:洲本総合庁舎

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平成30年度淡路くにうみ夢フォーラム概要(PDF:511KB)

 

全体会

委員全体で構成する全体会を開催し、分科会の活動報告会や講演会を開催し、委員会活動の参考にしています。

1.委嘱式及び全体会(平成30年4月15日(日曜日))
委嘱式のあと、ビジョン委員として活動してみたい7つの分野に分かれて意見交換を行いました。

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委嘱式及び第1回全体会概要(PDF:582KB)

21世紀兵庫長期ビジョン及び兵庫2030年の展望(仮称)の説明資料(PDF:1,939KB)

講演「合意形成のための会議の進め方について」配付資料(PDF:128KB)

第1回全体会意見交換結果(PDF:256KB)

2.第2回全体会(平成30年5月26日(土曜日))
分科会をつくるための意見交換を実施し、7つの分野から意見交換のまとめと活動概要の発表を行いました。

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第2回全体会概要(PDF:217KB)

講演「活動の企画に向けて」配付資料(PDF:82KB)

3.第3回全体会(平成30年6月16日(土曜日))

投石専門委員を講師に招き、淡路学について学ぶことで今後のビジョン委員会活動の参考としました。

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第3回全体会概要(PDF:568KB)

4.第4回全体会(平成30年10月6日(土曜日))

NPO法人淡路島SPO支援センター代表理事兼事務局長の李貫一氏から、「暮らし続ける幸せの島・淡路島を目指して」と題してご講演いただきました。

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第4回全体会概要(PDF:496KB)

講演「暮らし続ける幸せの島・淡路島を目指して」講演資料(PDF:7,257KB)

5.第5回全体会(平成30年12月8日(土曜日))

今年度の「淡路くにうみ夢フォーラム」の開催に向けた準備作業を行いました。フォーラムのテーマ「淡路島の人物から描く淡路地域の将来像」に沿った淡路ゆかりの人物の功績等についてグループワークを行いました。

グループワーク グループ発表

第5回全体会グループ発表概要(PDF:223KB)

6.第6回全体会(令和元年12月1日(土曜日))

淡路島への外国人移住者3名をゲストとして招き、淡路島の魅力等についてトークセッション、グループワークを行いました。

トークセッション 201201グループワーク

第6回全体会概要(PDF:286KB)

第6回全体会グループ発表概要(PDF:205KB)

淡路地域ビジョン委員会の広報活動

淡路地域ビジョン委員会の活動紹介と委員同士の情報交換促進を目的に、Facebookページ「淡路地域ビジョン委員会」を開設しています。

活動紹介や、会議・イベント等の開催案内を掲載しています。

淡路地域ビジョン委員会Facebookページ(外部サイトへリンク)

関連資料

淡路地域ビジョン(平成23年12月改訂)本編(PDF:1,631KB)

淡路地域ビジョン(平成23年12月改訂)概要版(PDF:4,968KB)

第8期淡路地域ビジョン委員会平成28年度活動の記録(PDF:4,149KB)

第8期淡路地域ビジョン委員会平成29年度活動の記録(PDF:2,774KB)

第9期淡路地域ビジョン委員会平成30年度活動の記録(PDF:1,786KB)

第9期淡路地域ビジョン委員会令和元年度活動の記録(PDF:1,697KB)

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お問い合わせ

部署名:淡路県民局 交流渦潮室

電話:0799-26-3480

FAX:0799-24-6934

Eメール:awajiuzu@pref.hyogo.lg.jp