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エボラ出血熱はフィロウイルス科エボラウイルスを病原体とする急性ウイルス性感染症で出血熱の一つです。
エボラウイルスに感染すると、2~21日(通常は7~10日)の潜伏期の後、突然の発熱、頭痛、倦怠感、筋肉痛、咽頭痛等の症状を呈します。次いで、嘔吐、下痢、胸部痛、出血(吐血、下血)等の症状が現れます。
2014年3月から、ギニアをはじめとする西アフリカにてエボラ出血熱が流行し始め、2016年3月29日の西アフリカのエボラ出血熱の感染流行に関する国際的な懸念に対する公衆衛生上の緊急事態が解除されるまでに、ギニア、リベリア、シエラレオネで、合計で28,616人の確定診断患者、感染の可能性の高い患者、及び疑いのある患者が報告され、このうち、11,130人が死亡しました。
患者の血液、分泌物、排泄物や唾液などに接触することで感染します。エボラウイルスは基本的に空気感染をしないため、感染者の体液や血液に触れなければ感染することはありません。また、日本国内の医療体制や生活環境から考え合わせると、日本国内でエボラ出血熱が流行する可能性は、現時点ではほとんどないと言われています。
検疫所で健康カードを配布された方や、下記1又は2に該当する方は、最寄りの健康福祉事務所・保健所にご連絡下さい。なお、発熱等の症状が出た場合は、なるべく外出を控えるようにして下さい。
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