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更新日:2023年3月10日

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蚊媒介感染症対策について

デング熱などの蚊が媒介する感染症(蚊媒介感染症)について、海外で感染した患者が国内で発生する輸入感染症例が継続的に報告されており、本県でも例年、数例が報告されています。平成26年8月、国内でデング熱に感染した症例が約70年ぶりに報告され、県内でも1例の発生がありました。さらに、平成27年以降、中南米等においてジカウイルス感染症の発生が急速に拡大しています。兵庫県では、このような蚊を媒介する感染症対策に取り組んでいます。

蚊媒介感染症とは

ウイルスや原虫などの病原体を持った蚊が、ヒトを吸血することで感染する感染症です。

疾患名 病原体 媒介蚊(主なもの)
日本脳炎 日本脳炎ウイルス コガタアカイエカ
デング熱 デングウイルス ネッタイシマカ、ヒトスジシマカ
チクングニア熱 チクングニアウイルス ネッタイシマカ、ヒトスジシマカ
ジカウイルス感染症 ジカウイルス ネッタイシマカ、ヒトスジシマカ
黄熱 黄熱ウイルス ネッタイシマカ
マラリア マラリア原虫 ハマダラカ
ウエストナイル熱 ウエストナイルウイルス アカイエカ、ヒトスジシマカ

 

厚生労働省ホームページ(外部サイトへリンク)

蚊媒介感染症にかからないために

蚊媒介感染症を予防するためには、蚊に刺されない対策が重要です。特に、蚊媒介感染症の流行地域を訪れるときは、できるだけ肌を露出せず、虫よけ剤を使用するなど十分に予防対策を行ってください。また、国内での感染も懸念されることから、普段から蚊の対策を行うことも重要です。

蚊に刺されないようにしましょう。

  • 扉・窓の開閉時は網戸等を使用しましょう(蚊が屋内に侵入しないよう)
  • 肌の露出を減らしましょう(長そで、長ズボン、靴下を着用するなど)
  • 虫よけ剤(ディート)や、蚊取り線香などを上手に使いましょう(幼児(特に乳児)への虫よけ剤(ディート)の使用については医師に相談してください。)

蚊を発生させないようにしましょう。

ヒトスジシマカは、小さな水たまりに卵を産み付けます。以下の場所等があれば、確認し発生源をなくしましょう。

  • 屋外日放置された空き缶やペットボトル、空きビンなど
  • 植木鉢の水受け皿
  • 雨水ますや側溝
  • ビニールシート(ブルーシート)のたるみ
  • 古タイヤの中
  • お墓の花立て
  • 蚊の潜み場所になるヤブや草むら

ヒトスジシマカ幼虫の発生原
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