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更新日:2024年3月25日

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腸管出血性大腸菌(O157等)による感染症及び食中毒に注意してください!!

富山県等におけるユッケなど生肉の喫食を原因とする腸管出血性大腸菌O111による食中毒の発生を踏まえ、兵庫県では、このような事案が発生しないよう、県内の食肉事業者や飲食店に対し、あらためて食中毒の防止対策について周知徹底を図るとともに、県民に対し食中毒防止のための注意喚起を行います。

  1. 健康福祉事務所による関係営業者の指導
    • (1)食中毒事例についての情報提供
    • (2)生食用食肉の規格基準に基づく衛生管理の徹底
    • (3)生食用食肉の規格基準に合致しない食肉を生食用として提供することがないよう徹底
    • (4)厚生労働省の生食用食肉の規格基準に基づく生食用処理を行っている場合は、ポップ表示等により、その旨消費者に情報提供することの徹底。
  2. 県民への注意喚起
    • (1)県ホームページへの掲載
    • (2)各健康福祉事務所におけるチラシの配布
    • 【主な内容】
      • 高齢者や若年者など抵抗力の弱い者は生肉を食べることを控える。
      • 食肉を加熱調理する際には、中心部まで十分に火を通す。
      • 焼肉の際は、箸を使い分け、生肉に触れた箸で食事をしない。
  3. 事業者への注意喚起
  4. 国(厚生労働省)への要望
    従来より、全国食品衛生主管課長連絡協議会を通じて、食肉の生食による食中毒の根本的な発生防止を図るため、食品衛生法に基づく規格基準の設定を要望しており、引き続き、全国統一的な対策を要望する。

腸管出血性大腸菌とは?

(参考:食中毒の主な病因物質について

  • ◎特徴:
    病原性大腸菌のうち、ベロ毒素とよばれる毒素を産生する大腸菌を、腸管出血性大腸菌といいます。この菌は、牛などの家畜の腸管にいることがあり、その糞便が様々な経路で食品や水を汚染して感染すると言われています。
    • 病原性が強く、また感染力も強いです(数百個程度の非常に少ない菌数で発症)。
    • 感染者の便を介して人から人へ感染することもあります。
    • 潜伏期間は、3日から8日間(平均3~5日)と長いです。
  • ◎主な症状:
    主に水様性下痢と腹痛で発症し、血便、嘔吐、発熱を伴う場合もあります。特に、乳幼児や小児、高齢者ほか抵抗力が弱い人は、激しい下痢に引き続き、溶血性尿毒症症候群(HUS)や脳炎などを起こすこともあり、まれに死に至る場合もあります。
  • ◎万一、腸管出血性大腸菌感染を疑うような症状を発症した場合には?
    上記のような症状がある場合は、速やかに医療機関を受診してください!!

今日からできる腸管出血性大腸菌感染症及び食中毒予防法

  • (食中毒予防について)
  • ◎こんなとき、手洗いをしっかりしましょう!
    • 帰宅したとき
    • 調理の前、生肉・生魚に触ったとき
    • 食事の前
    • トイレの後
    • おむつ交換など便の処理をした後
    • ペットなど動物に触った後

 

  • 正しい手の洗い方はこちら(農林水産省HP)(外部サイトへリンク)
  • ◎食肉類はしっかりと加熱しましょう!
    • 食肉類(レバーなど含む)は、十分火を通しましょう。(中心温度が75℃1分以上)
    • ハンバーグなどは食べる前に割って内部の色を見るなどして、十分火が通っているかどうかを確認しましょう。
    • 鶏肉等の生食は差し控え、十分に加熱して食べましょう。
  • ◎二次汚染を防止しましょう!
    • 生肉、生魚などはビニール袋やフタ付き容器に入れて、必ず冷蔵庫で保存しましょう。
    • 生肉や生魚を切った後の包丁、まな板はよく洗い、熱湯をかけて消毒しましょう。
    • 焼肉、しゃぶしゃぶ、すき焼きなどをするときには、「生肉用のおはし」と「食べる時のおはし」を使い分けましょう。
    • 下痢などの症状がある時や感染の可能性がある時は、プールや公衆浴場などの利用は控えましょう。
    • こどもが触るおもちゃや遊び場の床などは清潔にしましょう。(消毒用アルコールや塩素系漂白剤が有効です)

 

お問い合わせ

部署名:保健医療部 生活衛生課

電話:078-362-3257

FAX:078-362-3970

Eメール:seikatsueiseika@pref.hyogo.lg.jp