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森林に関わるあらゆる部署と調整しながら、県の森林の根幹を形作る。

林学職 宇多

農林水産部  林務課

主任 宇多 亮

Q.なぜ民間ではなく公務員を目指したのか、またなぜ各市町村ではなく県を目指したのか?
 県外の林業会社に勤めていた際に兵庫県発注の仕事をしたところ、その現場の担当者が大学時代の同級生で、県職員の話を聞き興味を持ったことがきっかけです。兵庫県は地域によって気候が違えば山も違うため、他県よりも多くのことが学べると思いました。

 

Q.これまでの業務で大変だったことや嬉しかったことは?
 治山事業を実施するための土地所有者への説得や住民への説明、質問対応は大変でした。たった一人の同意を得るために資料を整理して説明を重ねたこともありましたが、無事に工事が実施でき、完了報告をした際に感謝の言葉を直接いただけた時は嬉しかったです。

 

Q.現在の仕事をする上で心がけていること・大事にしていることは?
 今の業務の行き着く先「目標」を見据えることを心がけています。細かい事務作業が多く大変なこともありますが、目標に少しずつ近づいてきていると思うと達成感があります。

 

Q.県職員の仕事のどういったところに難しさを感じるか?また、県職員として働く魅力やおもしろさはどのようなときに感じるか?
 森林計画の作成にあたり、治山課や自然鳥獣共生課などの他部署や市役所、林野庁などに照会をして情報を収集し、それを盛り込んだ計画を立てるのは大変ですが、県の森林の根幹になるので、森林分野に携わる方々は何かあればこの計画を見るんだなと思うと感慨深い気持ちになります。調整役として、市町ほど県民の近くに行くことは多くありませんが、道筋をただして導くことの楽しさがあると思っています。

 

Q.今後チャレンジしたいことやいつかやってみたいことは?
 今は県や市町、林業事業体が共同で使用するシステムを導入していますが、いつか改修・改良をしてシステム面で業務のサポートをしてみたいです。


これまでの配属先
平成31年4月 丹波農林振興事務所 森林課
令和4年4月   現所属

県内の山全部がフィールド。
山の保全から木材利用まで、すべてに携われていると実感。

林学職松下

光都農林振興事務所 森林第2課

主査 松下 和敬

Q.なぜ県で働こうと思ったのか?
 民間企業は利益追求が前提となりますが、行政であれば公益的な点から山に関われることが魅力だと考え、その中でも、出身地である兵庫県に貢献したいという想いがあったことから、兵庫県職員を志しました。兵庫県は、近畿府県の中でも特に山が多く、全国有数の大型製材工場もあるなど、資源面でも体制面でも大きな魅力があります。

 

Q.農林水産部林務課での仕事、これまでの仕事の内容は?
 令和3年度から建築物の木造・木質化促進業務を担当しています。例えば、県内で建物を建てるという情報を入手すれば、訪問して、木材利用に取り組むメリット等を提示し、木造・木質化実施を促します。他には、県産木材を活用したら使える住宅ローンなども担当していました。
 また、本庁勤務以前の6年間は地方機関で、山にコンクリートのダムを作ることで土砂流出を防止して山を保全する治山事業等を担当していました。毎日のように山にいき、地域の方や施工業者の方達と話をしながら、治山ダムの計画・設計・現場監督等をし、数ヶ月かけて治山ダムを完成させていく業務が中心でした。

 

Q.仕事の魅力ややりがいは?
 林学職の仕事は、林業や治山等の山に関することから、建築物やバイオマスなどの木材利用に至るまで多岐にわたりますが、どの業務も山の保全が大前提にあります。そのため、山の保全に向けて様々な観点から携われること、そしてなによりそのフィールドの大きさに魅力があります。
 仕事のやりがいとしては、現在の木材振興業務では、自分の働きかけがきっかけで木造・木質化が実施されたときに大きな達成感を感じます。地方機関勤務時の業務においては、地域に入り込んで仕事を進めていく事が多かったため、業務を通して地域貢献できていると感じることが多くありました。地元の人から「立派な治山ダムを作ってくれてありがとう。これで安心して暮らせる」と言ってもらえた時は、この仕事を選んでよかったと感じます。

 

これまでの配属先
平成26年4月   丹波農林振興事務所 森林林業課
平成26年10月 丹波農林振興事務所 復興事業課
平成27年4月   丹波農林振興事務所 治山課
平成28年4月   丹波農林振興事務所 森林課
平成29年4月   光都農林振興事務所 林道建設課
令和2年4月     農林水産部 林務課
令和6年4月     現所属

 

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  林学職職員採用案内(PDF:8,252KB)

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