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水産職

魚への情熱と、大学で学んだ環境保全の知識。地元のために活かしたい。

姫路農林水産振興事務所 水産課

職員 山本 恭範

Q.現在の仕事内容は?

  環境保全や魚食普及、漁業者の経営支援などを担当しています。環境保全については、海底を耕して海底環境を改善する「海底耕うん事業」の事務や、人工増殖場の効果調査を担当しており、魚食普及については、漁業協同組合が主体となって行う販売促進活動等の支援をしています。また、漁業者の経営支援として、漁船や漁船のエンジンの導入支援等も担当しており、水産業をいろいろな面からサポートしています。

 

Q.兵庫県職員を目指したきっかけは?

  実家が海の近くということもあり、昔から魚の飼育や観察、料理が好きでしたが、高校生の頃、全国的に水産物の消費量が減っている上に、資源としての魚の量も減っていることを知り、水産業に携わる仕事がしたいと思いました。水産系の大学に進学し、海洋生物の生態を研究テーマとしながら、環境保全について勉強したので、その知識を活かして地元である兵庫県で水産業の振興がしたいと考え、水産職を志望しました。

 

Q.仕事の魅力ややりがいは?

  県職員として水産業に関わっていると、漁協や水産関係の方はもちろん、環境生物調査や土木関係の会社の方など、様々な業種の方と意見を交わす機会が多く、自分の視野を広げていけるのがこの仕事の魅力です。いろいろな考え方を聞き、それぞれの視点に立った考え方ができるようになるので、県全体の水産業振興を考え、幅広くサポートしていくために役立つ経験を得ることができます。

 

Q.これからの目標は?

 「牡蠣」といえば、広島県のイメージがありますが、兵庫県でも生産量は多く、約40年前から播磨地域で養殖が始まった頃は知名度が低く、広く知ってもらうことが課題でした。そこから、公共交通機関にポスターやチラシを掲示してもらったり、新聞にチラシを折り込んだり、レシピ本を作ったり、かき祭りのようなイベントを開催するなど、「播磨のかき」として漁協等と県が協力して地道にPRを続けてきました。その結果、県内各地はもちろん、県外からもたくさんの方が食べに来てくださるようになりました。これらの取組は、地域の強みを活かした成功例の一つだと思います。私も、地域の漁業を底上げできるような水産振興を目指しています。

 

れまでの配属先 
平成31年4月 農政環境部 農林水産局 水産課
令和3年4月   現職

兵庫の海は資源の宝庫。水産業の振興のために調査、研究を続ける

Takakura

農林水産技術総合センター

水産技術センター 水産増殖部

主任研究員 高倉 良太

Q.これまでどんな仕事をしたか?

 水産環境部では、播磨灘の水質調査等を担当していました。月1回19の定点で水温などを観測し、水産技術センターに持ち帰ったサンプルを用いて海水に含まれる栄養塩類を分析し、結果をまとめ、ホームページにアップする事で漁業者(県民)に情報発信していました。また、漁船に乗って海底の泥を採取・分析したり、魚に発信機を付けて行動を追跡したり、研究内容は多岐にわたりました。

 

Q.なぜ水産職を目指したのか?

 幼少期から海と魚が大好きで、水産業の振興をバックアップする仕事がしたいと思ったからです。大阪府出身ですが、水産職に就くなら日本海と瀬戸内海に面した兵庫県で働く方が断然、魅力的に感じました。洲本農林水産振興事務所に勤務していた頃は漁業者と接する機会が多く、「最近は魚があまり獲れない」という声をよく聞きました。栄養塩の減少が原因の一つとして考えられます。現在は調査する立場から解決の手立てを考え、水産業の発展に貢献できればと強く思っています。

 

これまでの配属先 
平成26年4月 農政環境部 農林水産局 水産課
平成28年4月 洲本農林水産振興事務所 水産課
平成31年4月 農林水産技術総合センター 水産技術センター 水産環境部
令和4年4月   現所属
 

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