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獣医師

スーパーに並ぶお肉も全頭検査。県民の食の安全を守る、縁の下の力持ち。

保健医療部 生活衛生課

職員 堀内 雄太

Q.これまでどんな仕事をしたか?
 加東健康福祉事務所では、飲食店や食品工場など、食品関係の施設を回って衛生環境を確認する食品衛生業務のほか、保育所で働いている方に食品の安全について説明したり、幼稚園などで手洗いの大切さを伝える手洗い講習などの啓発も行っていました。

 

Q.仕事の魅力ややりがいは?
 食品衛生の仕事は、動物の医者という獣医の一般的なイメージとは少し違いますが、食中毒の調査や食品営業施設の許認可など、食の安全安心を通して人の役に立つことができます。以前所属していた食肉衛生検査所では、牛、豚を全頭検査しているのですが、スーパーに並んでいる肉が全て検査されたものだと知っている方は少ないのではないでしょうか。縁の下の力持ちのような仕事ですが、そういったことを知って感謝されると、とても嬉しく、やっていてよかったと感じます。

 

Q.仕事の難しいところは?
 全くやったことのない、分からない分野の担当になった場合でも、その都度勉強して対応していかなければならないところです。関係法令をはじめ、全く知識のない状態でも、県民の方や事業者から担当者として頼りにされますので、自分でしっかり調べて、対応できる準備をしておかなければなりません。その上で、法律をそのまま説明しても分かりにくいので、噛み砕いて説明する必要があります。ただし、噛み砕きすぎると正確に伝わらないので、分かりやすく正確な表現になるよう工夫したり、電話だけでなく対面でしっかり説明することを心がけています。

 

これまでの配属先
平成29年4月 西播磨食肉衛生検査所
令和2年4月 加東健康福祉事務所 食品薬務衛生課
令和4年4月 現所属

畜産現場だけでなく、神戸ビーフのPRマンとしても

Matsukura

北部農業技術センター

研究員   松倉 大樹〈農林獣医師〉

Q.これまでどんな仕事をしたか?
 畜産課肉用牛振興班では、但馬牛・神戸ビーフの情報発信拠点である神戸ビーフ館(神戸市)や但馬牛博物館(新温泉町)の展示内容を考えたり、神戸ビーフに関する研修会で講師を担当したりと、兵庫県が誇る但馬牛・神戸ビーフの魅力を発信しました。また、家畜保健衛生所、畜産課衛生飼料班では、防疫業務を担当し、鳥インフルエンザや豚熱といった家畜伝染病の発生予防対策並びに発生時の迅速な防疫措置を講じました。令和4年度から赴任した北部農業技術センターでは、但馬牛の改良にも取り組んでいきます。

 

Q.公務員獣医師の存在意義とは?
 獣医職は、生産から消費まで全過程で必要とされる職種であり、その全過程に携わることができるのが、公務員獣医師の魅力だと思います。畜産課、家畜保健衛生所、技術センター等、どこに配属されても、獣医師としての知識が必要とされ、その知識を活かして関係機関等と連携しながら振興施策や防疫体制の構築に反映させていくことが求められます。
 担当業務が変わるたびに新たな発見があり、より広い視点で畜産を見つめられるようになり、様々な角度から食の安全と安心を支えていることに誇りを持っています。

 

これまでの配属先
平成28年4月 朝来家畜保健衛生所 防疫課
平成31年4月 農政環境部 農林水産局 畜産課
令和3年4月 農政環境部 農林水産局 畜産課
令和4年4月 現所属

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