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総合土木職(土木分野)

総合土木職の仕事を紹介する動画「地域の明日のために ~今、土木の力でできること~(宝塚土木事務所作成)」は、以下のURLからご覧いただけます。

https://youtu.be/7LAqnRKIl_g(外部サイトへリンク)

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小学生向けの現場見学会から、地域の安全確保のための工事や高速道路の計画まで。想像以上の幅広さがおもしろい。

総合土木職 藤村

土木部 道路企画課

副主任 藤村 奈生

Q.なぜ民間ではなく公務員を目指したのか、またなぜ各市町村ではなく県を目指したのか?
 行政は計画、設計から、施工、維持管理まですべてに携わることができ、住民の一番近くで仕事ができると思い公務員を目指しました。また大学時代を関東で過ごし、地元を離れたことで自分の中にある地元兵庫県への愛着に気づいたこと、市町村よりも事業規模が大きく幅広い仕事に携われることに魅力を感じ兵庫県職員を志望しました。

 

Q.これまでの業務で大変だったことや嬉しかったことは?
 入庁してすぐの仕事として小学生向けの現場見学会を開催したとき、少しでも興味をもってもらえるように見学先や講義内容を楽しめるように内容を工夫したり、記念グッズを制作したり、一から準備を始めました。全てが初めてのことで無事に成功するか不安な気持ちがありましたが、参加した子どもたちから「楽しかった」という声をもらえた時は嬉しかったです。それまでは工事監督等の現場での仕事を強くイメージしていましたが、土木に関するイベントの開催や広報活動など、土木行政の仕事の幅広さを実感しました。

 

Q.現在の仕事をする上で心がけていること・大事にしていることは?
 一人ではなく、チームで仕事をしているという気持ちで取り組むことです。困ったことがあれば上司や同期に助けてもらったり、大きな仕事は班や課を越えて取り組んだり、一人ではできない事もたくさんの人に協力してもらうことで、できることが増え効率も上がるように感じています。また常にアンテナを張って、様々な情報を収集することを心がけています。テレビやネット、新聞・雑誌などから積極的に最新情報を集め、社会情勢やトレンドなど、土木以外の情報にも注目することで自身の知見が広がっていく感覚と日々学び続けていくことを大切にしています。

 

Q.県職員の仕事のどういったところに難しさを感じるか?また、県職員として働く魅力やおもしろさはどのようなときに感じるか?
 県の仕事は事業の規模が大きく一つの仕事に関わる人数が多いため、様々な人の立場で物事を考え、最善の答えを見つけながら仕事を進めていかなければならないところに難しさを感じます。また兵庫五国と言われるように地域の特色も様々であるため、各地域の土地柄を理解することは大変ですが、一つの県にいながら様々な文化や価値観などに出会えるところがおもしろいです。

 

Q.今後チャレンジしたいことやいつかやってみたいことは?
 土木技術者として独り立ちできるように、何事にもポジティブに取り組み、まずは知識や経験を増やしていきたいです。また外の世界を見て視野を広げるためにも、民間企業への出向にもチャレンジしてみたいです。

 

これまでの配属先
平成31年4月 宝塚土木事務所 企画調整担当
令和2年4月   宝塚土木事務所 三田業務所
令和4年4月   現所属

地元の水害がきっかけで防災に関心を。計画から実施まで、まちづくり全体に携わりたいから兵庫県に。

浅香ひろこさん

西宮土木事務所  河川砂防課

主任 浅香 ひろこ

Q.なぜ県で働こうと思ったのか?
 県内の出身ということもありますし、エリアが広いので地域によって特色が全然違うということも魅力でした。大学では気象予報を利用したダムの水量の制御などを学んでいたので、ものを造るというよりも、既にあるものをどうやって活用するかということに興味があったのですが、実家が水害に遭い浸水したこともあり、防災に興味が芽生えたということも大きいです。水害に遭っても、なじみのある地域から引っ越すことに抵抗があるみたいで、どうすればそこで生活できるかを考えたとき、まち全体をトータルでうまく守れるのは行政だと思い、兵庫県を志望しました。

 

Q.実際に働いて見た印象は?
 例えば市町村の場合、一つのエリアで同じような業務をすることが多いと思いますが、それは自分の性に合わないなと。私自身、新しいことを吸収していきたいというタイプなのですが、兵庫県の場合、いろんな場所で業務ができますし、数年ごとに新しい気持ちで仕事ができます。内容も、総合土木職だけど鉄道利用促進のようなちょっと変わった業務も経験できるのでおもしろいです。

 

Q.民間企業との違いは?
 行政の場合、計画の策定や実際の工事、関係規程の制定など、計画から実施まで、まち全体がトータルでうまくいくような取組に関わることができます。実際に、入庁して初めて配属された新温泉土木事務所では、最初の2年間は河川・砂防関係の業務、もう1年は浜坂道路の整備を担当しましたが、各工事の計画から実施まで携わることができました。

 

Q.これまでに大変だったことは?
 交通政策課の時、臨時列車を走らせるダイヤを考えて、その電車を使った旅行ツアーをつくったりしましたが、何をすればよいのか一から考えないといけなかったので、どうしようかと思いましたね。そこで、前までの仕事はリセットされました。今思うと、なかなか体験できない仕事だったのでおもしろかったですけど。

 

Q.仕事をする上で心がけていることは?
 まちの人が気持ちよく過ごせるよう、トータルで見てまち全体がうまくいくようにサポートできればいいなという気持ちです。日々の業務に忙殺されているのでまだできていないところもありますが、一歩引いた目線で、客観的にものごとを見ることが大事だなと思っています。

 

Q.これから受験を考える人へのメッセージをお願いします。
 いろいろな場所でいろいろなことができるのがいいことかなと思います。あと、やはり県の方がよりスケールが大きい仕事ができるのも魅力の一つです。工事を行う際、調整が大変な時もありますが、工事終了後、住民の方から「ありがとう」と言われたときは素直にうれしいです。この仕事をやってよかったと思える瞬間です。

 

これまでの配属先
平成26年4月 新温泉土木事務所 河川砂防課
平成28年4月 新温泉土木事務所 浜坂道路第1課
平成29年4月 県土整備部 県土企画局 交通政策課
令和2年4月   現所属

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