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総合土木職の仕事を紹介する動画「地域の明日のために ~今、土木の力でできること~(宝塚土木事務所作成)」は、以下のURLからご覧いただけます。
西宮土木事務所 河川砂防課 主任 浅香 ひろこ |
Q.なぜ県で働こうと思ったのか?
県内の出身ということもありますし、エリアが広いので地域によって特色が全然違うということも魅力でした。大学では気象予報を利用したダムの水量の制御などを学んでいたので、ものを造るというよりも、既にあるものをどうやって活用するかということに興味があったのですが、実家が水害に遭い浸水したこともあり、防災に興味が芽生えたということも大きいです。水害に遭っても、なじみのある地域から引っ越すことに抵抗があるみたいで、どうすればそこで生活できるかを考えたとき、まち全体をトータルでうまく守れるのは行政だと思い、兵庫県を志望しました。
Q.実際に働いて見た印象は?
例えば市町村の場合、一つのエリアで同じような業務をすることが多いと思いますが、それは自分の性に合わないなと。私自身、新しいことを吸収していきたいというタイプなのですが、兵庫県の場合、いろんな場所で業務ができますし、数年ごとに新しい気持ちで仕事ができます。内容も、総合土木職だけど鉄道利用促進のようなちょっと変わった業務も経験できるのでおもしろいです。
Q.民間企業との違いは?
行政の場合、計画の策定や実際の工事、関係規程の制定など、計画から実施まで、まち全体がトータルでうまくいくような取組に関わることができます。実際に、入庁して初めて配属された新温泉土木事務所では、最初の2年間は河川・砂防関係の業務、もう1年は浜坂道路の整備を担当しましたが、各工事の計画から実施まで携わることができました。
Q.これまでに大変だったことは?
交通政策課の時、臨時列車を走らせるダイヤを考えて、その電車を使った旅行ツアーをつくったりしましたが、何をすればよいのか一から考えないといけなかったので、どうしようかと思いましたね。そこで、前までの仕事はリセットされました。今思うと、なかなか体験できない仕事だったのでおもしろかったですけど。
Q.仕事をする上で心がけていることは?
まちの人が気持ちよく過ごせるよう、トータルで見てまち全体がうまくいくようにサポートできればいいなという気持ちです。日々の業務に忙殺されているのでまだできていないところもありますが、一歩引いた目線で、客観的にものごとを見ることが大事だなと思っています。
Q.これから受験を考える人へのメッセージをお願いします。
いろいろな場所でいろいろなことができるのがいいことかなと思います。あと、やはり県の方がよりスケールが大きい仕事ができるのも魅力の一つです。工事を行う際、調整が大変な時もありますが、工事終了後、住民の方から「ありがとう」と言われたときは素直にうれしいです。この仕事をやってよかったと思える瞬間です。
これまでの配属先
平成26年4月 新温泉土木事務所 河川砂防課
平成28年4月 新温泉土木事務所 浜坂道路第1課
平成29年4月 県土整備部 県土企画局 交通政策課
令和2年4月 現所属
北播磨県民局 加東土木事務所 道路第1課 主査 鶴田 研二 |
Q.これまでの仕事は?
道路保全課では道路の維持管理や防災対策に取り組んでおり、私は橋梁の耐震補強と冬期の交通対策を担当しています。耐震補強は大掛かりな工事になることが多く、河川の現場の場合は台風シーズンに作業を中断するので、完了までに数年を要することも。着工前に現地の土木事務所から工法や費用の報告を受け、事業の進行管理や予算の配分調整を行います。
Q.印象に残っていることは?
光都土木事務所に配属され、平成21年に佐用町で起きた水害の復旧事業に携わったことです。総仕上げに入っていた工事はもちろん、河川改修の影響によって枯れてしまった井戸の補償などで一軒一軒に足を運んだことも印象に残っています。もともと総合土木職を志したきっかけが、この水害でした。当時は大学生で、テレビに映る痛ましい光景を見て災害に強いまちづくりに取り組みたいと思いました。これからも初志貫徹の姿勢で仕事に臨みます。
これまでの配属先
平成23年4月 豊岡土木事務所 河川砂防課
平成25年4月 豊岡土木事務所 道路第2課
平成26年4月 光都土木事務所 河川復興室
平成28年4月 光都土木事務所 復興事業課
平成29年4月 県土整備部 土木局 道路保全課
令和3年4月 国土交通省 近畿地方整備局 姫路河川国道事務所 調査課(省庁派遣)
令和5年4月 現所属
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