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兵庫県議会トップページ > 定例会・臨時会 > 過去の定例会・臨時会 > 平成29年度 > 決議 第5号
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更新日:2019年6月11日
北朝鮮の核実験実施及び弾道ミサイル発射に抗議する決議
去る9月3日、北朝鮮は6回目となる核実験を実施した。
その爆発規模は過去最大であり、水爆実験である可能性も否定できない核実験を強行したことは、これまでにない重大かつ差し迫った脅威として地域及び国際社会の平和と安全を著しく損なうものである。
また、9月12日、北朝鮮に対する制裁強化の国連安保理決議がなされると、同国は、9月14日に「日本列島4島を核爆弾で海に沈めなければならない」と発表し、翌9月15日には、先月29日に引き続き、再び我が国上空を通過する弾道ミサイルを発射した。
これらは、六者会合共同声明や日朝平壌宣言など自ら約束した国際合意を破る重大な背信行為であり、国際的な核不拡散の取組に対する重大な挑戦である。
我が国をはじめ国際社会は、これまで北朝鮮に対し、累次にわたる関連国連安保理決議の完全な遵守を求めるとともに、度重なる核実験や弾道ミサイルの発射等の挑発行為を非難し、核・弾道ミサイルの放棄を求めてきた。こうした国際社会の抗議と警告を無視して強行された今般の核実験や弾道ミサイルの発射は、唯一の戦争被爆国である我が国として断じて容認できない。
よって、本県議会は、北朝鮮の今般の核実験実施及び弾道ミサイル発射に対し、厳重に抗議し、併せて核兵器及び核計画の放棄を強く求める。
政府においては、引き続き北朝鮮情勢を収集・分析の上、国民に対して迅速かつ一層的確な情報提供を行うとともに、避難行動の周知を図るなど、国民の生命と財産を守るべく万全の措置を講ずること。
さらに、国連安保理理事国として国際社会と結束した外交努力を展開し、北朝鮮に対し、安保理決議に基づく制裁措置の完全なる履行はもとより、より一層厳格で実効的な措置を講ずるよう強く求める。
以上、決議する。
平成29年9月22日
兵庫県議会
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